新しい鍵盤ハーモニカ2010/04/15 07:51

ピアノという楽器は大きいので弾きながら動いたり、前へ出て行ったりということが出来ません。
それから、他のフロント楽器と競演するときはどうしても伴奏をしているイメージになる。
それ自体は私は嫌いでないので、というかむしろ好きなのですが、たまには自分がフロントでバックを従えて自由に演奏する気分を味わいたいとは思います。

その思いから一般的にはピアニカといわれている鍵盤ハーモニカに一時嵌りました。
ヤマハのピアニカ、鈴木のメロディオン、全音ピアニーなど、いろいろ渡り歩いたものでした。
ホーナーのメロディカというのも吹いてみたことがありますが、これはリードが複数でアコーディオンそっくりの音が出ます。
でも、私はハーモニカの音でトゥーツもどきがやりたかったのでこれはパス。
値段も高かったし。

音色は各社それぞれ個性がありますが、個人的には吹きやすさや音色から全音の楽器を良く使うようになりました。
ただ、ライブでやるときの決定的ハンデは、音量の小ささです。
あと、見た目のチープさかな。
それから音域がいまいち狭いトイウコト。
もうあと5音ほど上まで出たら、とはよく思っていたのです。

音量に関してはマイクで拾うというのが一般的ですが、なかなかうまくいかない。
本体にマイクを貼り付けたりもしましたが、そうすると鍵盤を弾くときのカタカタいう音も増幅してしまい、全く駄目でした。
手にマイクを縛り付けて弾いたりもしたけど、どうもいまいち。

そんなこんなで最近は熱も冷めていたのですが、
昨日うわさで聞いていた最近出た44鍵のハモンド44ハイパーというのを買ってしまった。
これは今まで最高でも37鍵だった楽器の限界を超えて、44鍵あります。
おかげでかなり表現の幅が広がります。
それからマイクが内蔵されていて、ジャックを挿せばアンプで鳴らせる。
また、このハイパーってのは筐体の後ろ側が金属なので、かなりハーモニカっぽい音なのです。

というわけで、念願のトゥーツもどきがよりリアルに出来るようになった気がします。
とりあえずどこかのライブへ押しかけていって、吹いてみようかな?