リスト2014/06/18 07:40

リスト

リストの曲の中にメフィストワルツというのがあります。
高校生の頃かなり好きで弾いていた曲なのですが、これを久しぶりに弾いてみました。
弾いてみると、この曲にはジャズの要素が大変たくさん詰まっていることに改めて気付きました。

所々に出てくるコンビネーションディミニッシュスケール、リディアン7th系のアルペジオなどはいつも私が弾いている音型そのままです。
でも当時この曲をジャズと結びつけたことは全くなかった。

ただこの曲を好きだった理由がおそらくこうしたハーモニー感覚にあったのかもしれない。
ジャズを好きになってからはこういうハーモニーばかりを追求したという経験から、私の感性に合っていたのだと思います。

ショパンの和声にリストが影響を受けたということもありそうです。
でもショパンよりとんがった印象がリストにはある。
何となく性格の違いのようなものが見えて面白いですね。