ショパン ― 2014/06/04 07:37
久しぶりにここへ書いています。
IDやパスワードを忘れてしまっていて、往生しましたが、
なんとか復活しました。
最近ショパンのエチュードを訓練がてらよく弾いていますが、
つくづくこの作曲家は時代を先取りした人だと感じます。
日本では江戸時代だった同じ時代に、
こんなハーモニーの音楽を作っていたのは驚異的。
現代のジャズで使われる4度進行的コード進行や、オープンハーモニー、M7thコードやリディアン的7thコードなどが垣間見えます。
ジャズを先取りしていたともいえますが、時代を考えると逆でしょう。
後のジャズミュージシャンがショパンを手本にして音楽を発展させたというのが正解かもしれない。
伝説のピアニストアートテイタムはもともとはコンサートピアニストを目指していたそうです。
しかし黒人であるためそれが叶わずジャズをやったというような話を聞いたことがあります。
テイタムがショパンのワルツを弾いているのがありますが、きっとかなりショパンを練習していたと想像できます。
ディックハイマンやビルエバンスなどにもショパンの影響は大いに見てとれますね。
ショパン以後の作曲家、たとえばラフマニノフなどにはあまりショパン的ハーモニーは出てきません。つまりはジャズ的なハーモナイズではない。
たとえば前奏曲の鐘なんてのを分析すると、ジャズではご法度のドミソ系三和音の左右二段重ねの連続です。
それはそれで悪いわけではありません。
しかし、ショパンだったら絶対あんな音の積み重ねはしなかったと思います。
IDやパスワードを忘れてしまっていて、往生しましたが、
なんとか復活しました。
最近ショパンのエチュードを訓練がてらよく弾いていますが、
つくづくこの作曲家は時代を先取りした人だと感じます。
日本では江戸時代だった同じ時代に、
こんなハーモニーの音楽を作っていたのは驚異的。
現代のジャズで使われる4度進行的コード進行や、オープンハーモニー、M7thコードやリディアン的7thコードなどが垣間見えます。
ジャズを先取りしていたともいえますが、時代を考えると逆でしょう。
後のジャズミュージシャンがショパンを手本にして音楽を発展させたというのが正解かもしれない。
伝説のピアニストアートテイタムはもともとはコンサートピアニストを目指していたそうです。
しかし黒人であるためそれが叶わずジャズをやったというような話を聞いたことがあります。
テイタムがショパンのワルツを弾いているのがありますが、きっとかなりショパンを練習していたと想像できます。
ディックハイマンやビルエバンスなどにもショパンの影響は大いに見てとれますね。
ショパン以後の作曲家、たとえばラフマニノフなどにはあまりショパン的ハーモニーは出てきません。つまりはジャズ的なハーモナイズではない。
たとえば前奏曲の鐘なんてのを分析すると、ジャズではご法度のドミソ系三和音の左右二段重ねの連続です。
それはそれで悪いわけではありません。
しかし、ショパンだったら絶対あんな音の積み重ねはしなかったと思います。
ピアノの練習 ― 2014/06/07 21:31
ピアノ演奏技術(特に左手)の上達方法
音楽性や感情なども含めた上でのテクニックということではなく、
単に指が自由に動くようになるための練習方法を書きます。
ハノンという教材が有名ですが、これは賛否両論がある。
機械的運動に陥りやすいため、結構否定されることも多いです。
作られた時代が古いとも言えるからかもしれない。
最近はピシュナとかいう新しい教材も出てきて、まあそれも悪くないけど、
実はハノンは結構使えるというのが私の結論。
譜面上はすべてキーがCで書かれているため、それを繰り返し練習するうち
マンネリ化して単に機械的に指を無意識に動かすことになる。
というのがこの教材を否定する根拠のようです。
そこで、私はキーを変えていろいろ弾いてみたのですが、これはかなり良い。
特に半音を上げたり下げたりしたもので1番から30番まで連続して弾くのがかなり技術の上達に貢献します。
最初はかなり戸惑います。
でも何日も続けるうち、白鍵だけのときと変わらず弾けるようになります。
なおかつ左手(私は右利きなので)に意識を集中して半音違いのハノンを弾き続けたら、効果は絶大でした。
ショパンの難しいエチュードが移調ハノンの練習のおかげでめきめき上達していきました。
エチュードをエチュードで訓練するというわけわからないことをしていたのですね。
しかも、この効果が若者でなく、還暦のおっさんに現れたというのが衝撃的。
ピアノはきちんと訓練すれば年齢関係なしに上達するということを、実感した次第です。
音楽性や感情なども含めた上でのテクニックということではなく、
単に指が自由に動くようになるための練習方法を書きます。
ハノンという教材が有名ですが、これは賛否両論がある。
機械的運動に陥りやすいため、結構否定されることも多いです。
作られた時代が古いとも言えるからかもしれない。
最近はピシュナとかいう新しい教材も出てきて、まあそれも悪くないけど、
実はハノンは結構使えるというのが私の結論。
譜面上はすべてキーがCで書かれているため、それを繰り返し練習するうち
マンネリ化して単に機械的に指を無意識に動かすことになる。
というのがこの教材を否定する根拠のようです。
そこで、私はキーを変えていろいろ弾いてみたのですが、これはかなり良い。
特に半音を上げたり下げたりしたもので1番から30番まで連続して弾くのがかなり技術の上達に貢献します。
最初はかなり戸惑います。
でも何日も続けるうち、白鍵だけのときと変わらず弾けるようになります。
なおかつ左手(私は右利きなので)に意識を集中して半音違いのハノンを弾き続けたら、効果は絶大でした。
ショパンの難しいエチュードが移調ハノンの練習のおかげでめきめき上達していきました。
エチュードをエチュードで訓練するというわけわからないことをしていたのですね。
しかも、この効果が若者でなく、還暦のおっさんに現れたというのが衝撃的。
ピアノはきちんと訓練すれば年齢関係なしに上達するということを、実感した次第です。
リスト ― 2014/06/18 07:40
リスト
リストの曲の中にメフィストワルツというのがあります。
高校生の頃かなり好きで弾いていた曲なのですが、これを久しぶりに弾いてみました。
弾いてみると、この曲にはジャズの要素が大変たくさん詰まっていることに改めて気付きました。
所々に出てくるコンビネーションディミニッシュスケール、リディアン7th系のアルペジオなどはいつも私が弾いている音型そのままです。
でも当時この曲をジャズと結びつけたことは全くなかった。
ただこの曲を好きだった理由がおそらくこうしたハーモニー感覚にあったのかもしれない。
ジャズを好きになってからはこういうハーモニーばかりを追求したという経験から、私の感性に合っていたのだと思います。
ショパンの和声にリストが影響を受けたということもありそうです。
でもショパンよりとんがった印象がリストにはある。
何となく性格の違いのようなものが見えて面白いですね。
リストの曲の中にメフィストワルツというのがあります。
高校生の頃かなり好きで弾いていた曲なのですが、これを久しぶりに弾いてみました。
弾いてみると、この曲にはジャズの要素が大変たくさん詰まっていることに改めて気付きました。
所々に出てくるコンビネーションディミニッシュスケール、リディアン7th系のアルペジオなどはいつも私が弾いている音型そのままです。
でも当時この曲をジャズと結びつけたことは全くなかった。
ただこの曲を好きだった理由がおそらくこうしたハーモニー感覚にあったのかもしれない。
ジャズを好きになってからはこういうハーモニーばかりを追求したという経験から、私の感性に合っていたのだと思います。
ショパンの和声にリストが影響を受けたということもありそうです。
でもショパンよりとんがった印象がリストにはある。
何となく性格の違いのようなものが見えて面白いですね。
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